この本の著者は、学級崩壊主犯者の三つ子男子を育てた経験から現在、多くの親子のコミュニケーションを改善するカウンセリングを行い、絶大な支持を集めている言葉がけコーチです。キャパオーバーで育児ノイローゼになりかけた「母ちゃん」が、育児の「もうムリ!」の極致から編み出した魔法の言葉がけルールを初公開。
「聞く力」「ほめ力」「叱り力」「話し合う力」「ずぼら力」「我が家のルール力」「親が大切にしていることを伝える力」。
ーー子どものやる気を育てて、みずから考えて行動する子どもへと成長させる方法をこの「7つの力」に分類して教えます。
このメソッドにより、著者は「勉強しなさい」と言うことなく、三つ子は、長男・私大医学部入学、次男・早稲田大学政経学部→総合商社入社、三男・米国大学留学→外資系コンサルティング会社入社と、みずから進む道を決められる子に成長。
子どもをつい怒ってしまったり、イライラ命令してしまう。
言うことを聞かない子どもとすぐ言い合いになってしまう。
かといって子どもとの関係はなかなか改善せず、「理想の親になれない……」と落ち込んでしまう。
幼児期、反抗期、受験期の子どもを抱え、子どもとのコミュニケーションに頭を抱えているお母さん、お父さんは必読です。
三つ子育児ならではのドタバタ奮闘記が盛りだくさん。「実録!三つ子事件簿」マンガ収録で、多胎児ママでなくても、「こんなに大変そうでもなんとかなるんだ」と気持ちがラクになるはずです。
読んだ感想
今までの褒め方が間違っていた
読んでいても、褒め方一つでこんなにまで変わるものなのかとハッとさせられる感覚になりましたし、今までで子供が喜ぶと思い褒めていた事も、本当は親としてただの自己満足でしかなかった事に気付かされたので、本当に為になりました。
また、褒め方だけでなく、叱り方に関しても事例を使い丁寧に解説されていて、その解説にも確かにと思える説得力がありましたし、日常的に直ぐにでも実践できる事ばかりだったので、取り組みやすくて助かりました。