じつは、「ほめる」「叱る」の声かけ次第で、親子関係や子どもの育ち方に大きな影響が見られます。
日本人に多いとされる「自己肯定感」の低い子どもは、
謙遜文化による「ほめ不足」が原因ではなく、
「非効率的なほめ方や叱り方」が原因かもしれないのです。
注目が集まっているプログレッシブ教育(進歩教育、オルタナティブ教育)の代表格である
「モンテッソーリ」と近年最注目の「レッジョ・エミリア」を知り尽くした
オックスフォード児童発達学博士による、エビデンスに基づく最先端の教育メソッドをほめ方・叱り方という
「声かけ」に落とし込んだ画期的な最新子育てバイブルです。
*本書は、おもに3〜12歳の子どもを対象としています。
【目次】
第1章 親の声かけ次第で、子どもは変わる(そのほめ言葉が、子どもの自主性を奪う?「条件付き子育て」の怖いデメリット ほか)
第2章 自分でできる子に育つほめ方(安易な「ほめて伸ばす」には要注意! 3種類のほめ方、どれが正解? ほか)
第3章 自分でできる子に育つ叱り方(罰を与える叱り方がNGな4つの理由 褒美と罰、2つの落とし穴 ほか)
第4章 子どもとつながる聞く習慣(子どもがのびのび育つアクティブ・リスニング(傾聴)4つのポイント ほか)
第5章 こんなとき、どうすればいい?Q&A(年齢別に対応を変えるべき? 厳しく叱らないと言うことを聞きません。 ほか)
読んだ感想
子どもの自立を促すほめ方叱り方
この本は、モンテッソーリ教育やレッジョ・エミリア教育に精通したオックスフォード児童発達学博士の島村華子さんが、子どもの自立を促すほめ方や叱り方について説明してくれます。
子どもの気持ちやニーズに寄り添いながら、自分でできる力を育てるための具体的な方法がたくさん紹介されていますし、親子のコミュニケーションを改善するためのヒントが満載で、読んでいるだけで子どもとの関係が良くなります。
子育てに悩んでいる親や、子どもの成長を応援したい親におすすめの一冊です。