「読み聞かせ」一つとっても、このお母さんは、ただ本を読むだけではありません!
感情豊かにアドリブ入れて、読み聞かせながら自分が号泣。
(それをみた子供が、本を代わりに読むように!)
歴史年表や地図のポスターも、ただ壁に貼るだけでは子供は興味を持ちません。
それを見たくなる「ゲーム」を作り出すのです!!!
お風呂に入れば、そこは理科の実験室。浮力や圧力を体感すると、理解の深さが違います!
お出かけや、日々のお手伝いにも、学びにつながるアイデアがいっぱい!!
ぎん太君がどんどん「学ぶ面白さ」に引き込まれていくことがわかります。
ぎん太君は生まれつき秀才だったわけではではありません。
お母さんの働きかけで「学ぶこと」と、「努力すること」が好きな子に育っただけ。
この本を一読すれば、このお母さんもまた、優等生タイプではないことがわかります。
反抗期のぎん太君とは真正面から戦い、理不尽な警察と戦い、痴漢と戦い……。
教育以外の観点でも、キレイに整ったうわべの言葉ではなく、本音で生きるお母さんの言葉は共感度満点!
ただ飄々と面白いことを言い続けるお父さんも、教育本ではなかなかお目にかかれない、稀有で味なキャラクター!
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読んだ感想
自宅で遊びながら勉強につながる
難関の開成高校に合格した「ぎん太」さんが書いた教育書で、一般的な家庭で育ちながら塾でガリガリ勉強しなくても自宅での遊び方やちょっとした心掛けが勉強につながることを、漫画やイラストを適宜利用して読みやすいです。
昔からある定番おもちゃのカルタやパズル、しりとり、語彙ゲームなどが地味に勉強に役立つ理由がわかりやすく説明してあるし、親がどのように子供に接したらいいのかを子供目線で解説してくれるのも納得がいきやすかったです。